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アフターの後....

その夜メールにあったよう遅い時間に日向さんはお店に来た

「いらっしゃいませ 日向さん」いつもの笑顔で隣に座る

水割りを作り乾杯すると

「どうしたの?」

「えっ?」

「いやナナミちゃんからお誘いメール珍しいなと思って」

ずっと同伴や食事に誘ってくれてたのは日向さんで
お礼メールくらいしかしたことがなかった...

「お見えにならないからどうしたのかなと思って」

「なるほど やっぱ営業メールだったか あはははは」

「いえ..その.....」

やっぱりあのメールじゃ営業って思うよね
でも、どうしよう 来て貰って 顔を見て...それから...
あぁダメだ...お店ではちゃんと仕事しなきゃ

そんな事を思ってると日向さんが耳元で

「じゃぁ 僕に会いたかったから?」

「えっ?」

その声で...そんな声でそんな事言われたら・・・

「あ.... ハイ」

って言っちゃうじゃない....

「ぷっ」

「え...」

「嬉しい事を言ってくれたご褒美に帰りは美味しいものでも食べよう」
 
からかわれてるんだな...それでもこうやって笑ってくれると
期待しちゃうじゃない 諦められなくなるじゃない.....

遅い時間に来たせいか話をしてると あっという間にお店は終わり
日向さんと小洒落たダイニング居酒屋で食事をしてる
以前と同じように・・・

以前と違うのは私が日向さんを好きだということ...
その優しく響く声も...グラスを持つしなやかで長い指も...
その柔らかい唇も・・・・・

「ナナミちゃん大丈夫?酔ったの??」

「あ、いえ 大丈夫です」

「そう お腹いっぱいになった?」

「はい」

「じゃ そろそろ帰ろうか」

帰る...このまま? それでまたお店に来てもらって?
レイコの一言が頭を過る

「ナナミ...どうしたいわけ?」

お店を出てタクシー乗り場に向かう

どうしよう...

並ぶタクシーと数人の人影

「日向さん?」

「ん?」

「あのぅ...」

「なに? どうした お腹でも痛い?」

と、ちゃかす日向さんに覚悟を決めて言う

「今日はもう少し一緒にいてもらえますか?」

あああ言っちゃった...

「飲み足りないの?」

「え...っと....」

いや、そうじゃなくって・・・もう...何て言えば...

「ククク...面白いねナナミちゃんは」

「ええ?」笑うとこじゃないと思うんだけど...


スタスタと乗り場に歩いて行く日向さん
やっぱり玉砕かとトボトボと後をついて行く私

ドアの開いたタクシーに乗った日向さんは私を手招きする
送ってもらって...お礼して...
私が乗り込むと日向さんが運転手に
行き先を告げる

「あっ....」

そして着いたのはホテル...

やっぱりそうなっちゃうよね...



フロントでキーを受け取った日向さんが
「行こう」と優しく背中を押す・・・
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THEME:恋愛小説 | GENRE:小説・文学 |

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