一粒の流れる涙 - スポンサー広告さまよう愛

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一粒の流れる涙

日向さんの席にはレイコが座り水割りを作ってる
東さんの席に別の女性とマネージャが来て
私を呼び女性が自己紹介をして座る

「東さん 少し失礼しますね」

そう言って席を立ち日向さんの席へ向かい

「日向さん いらっしゃいませ」

隣に座るとレイコが水割りを作ってくれ3人で乾杯する
いつものようにレイコが盛り上げ
いつものように日向さんはあの優しい声で話す...

レイコに指名のお客様が来て席を立つと
少しの沈黙が続き ハッと何か喋らなきゃと思い口に出たのが

「昨日はお休みだったんですか?」 その問いだった...

しまった...私とすれ違った事はわかっているかもしれない
うん わかってて敢えてわからないフリですれ違ったんだ...
冬月さんだって気がついたし・・・

「あぁ 昨日は休みだったよ どうして?」

「いえ...お忙しいみたいだったし...どうだったのかなと思って」

「今は少し落ち着いてるかな」

「そうなんですか」

何かぎこちなく話が続かない...

「ナナミちゃん?」

「あ、、はい?」

「昨日...冬月に会ったでしょ....それに僕とも・・・・」

「えっ...あ......」

そんな事言われたら余計に話し辛くなるじゃない...
そう思いながら何か話を変えなくちゃと思うのに

「あっ...ええ...そうだったね うん
綺麗な女性と一緒だったから・・・」

墓穴...もう立ち直れないくらい自分のバカさに打ち拉がれる

「あはは ナナミちゃんに焼きもち焼いてもらえるとは光栄だ」

「え、、あはっ....アハハハ 」焦り笑いしか出ない...

「でも だめだよ? ちゃんと彼氏は大切にしなきゃ」

思わず日向も言ってしまった...その真意はわからない・・・

「えっ、彼氏?? いないですよ???」

「ふふ まーいい 」

「ええっ...あの....ほんとうに・・・」

何で...必死で言い訳してるんだろう
いつものように 他のお客様に言うように営業トークで.....

「ナナミちゃん...冗談っていうか...あの・・・」

「えっ....あぁっ ごめんなさい・・・少し失礼します」

一粒の流れる涙に気づいた私は慌ててハンカチで押さえ
席を外しトイレに入った


なんで...涙がでてくんのよ・・・
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THEME:恋愛小説 | GENRE:小説・文学 |

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