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歪んだ愛の結末

警察の言葉に私の心臓はバクバクと音を立て言葉にならなかった

「もしもし?橘さん??」

「.........はい」

「それで少しお話を伺いたいのですが...」

「え.....あ...ぁあ.....はい...」


電話を切って北山弁護士に電話をかける

「橘ナナミですが...あのぅ警察から電話があって」

「ええ、私は山本弁護士から電話がありました」

「そうなんですか.....あっ、えっと 私警察に呼ばれて...」

もう北山弁護士にも知らせが行っているのか
じゃぁ...あれからすぐに?

「大丈夫ですか?一緒に行きましょうか?」

「あ、、お願いできますか?」

警察署の前で落ち合う事にし レイコに簡単に説明をし出掛けた

「橘さん...大丈夫ですか?」

「あ、、、たぶん.....はい大丈夫です」

「では 行きましょう」

警察署に入ると以前と同じよう小さな部屋に通され
今 工藤の事でお世話になってる弁護士ですと
北山弁護士の事を言うと 刑事らしき人が
そうですか...それではと話を始めた

「電話で伝えたように明け方近くに工藤の遺体が発見されました
オフィスから自筆の遺書が発見されたのと
現場検証から自殺でほぼ間違いはないのですが...」


自殺?あの工藤が?呆然と考える私に更に刑事が話を続ける

「その遺書なのですが....橘さんの名前が書かれてまして...」

「えっ!」

「橘ナナミは何故呼ばれたのでしょうか?」

真意をつかない話に北山弁護士が刑事に聞く

「はい...ほぼ自殺で断定なのですが...一応名前がありましたので
念の為昨日の行動と工藤との関係を お聞きしたいと思いまして」

アリバイを聞くため?工藤との関係??

「お店のお客様です」

「それだけで?」

「私が説明します」

そう言って北山弁護士は 工藤がストーカー行為を続けていた事など
いろいろな経緯を話し 今後の対応の前に
昨日お互いの弁護士を交え話合いをした事、そして
工藤の最後の意味深な発言を刑事に話してくれた

「なるほど...それで昨日の話合いの後は?」

「自分の部屋に戻りました 疲れていたので仕事は休んでます」

「部屋に居たのを誰か知ってますか?」

「友人が同じマンションにいるので夜少しの間は一緒にいましたが
11時くらいに友人は自分の部屋に戻りました」

「そうですか、その後は」

「シャワーを浴びて寝ましたけど...」

「ありがとうございます、お聞きしたいのはそれだけです
ご足労をおかけして申し訳ありませんでした」

「あのぅ......」

「なにか?」

「私の名前が書かれてたって...
何を書いてあったのかは教えてはいただけないのですか」

「申し訳ありませんが遺書の内容はお話することはできません」

「・・・・・そうですよね」

知りたいような...
知りたくないような...
知っても仕方がないような...

モヤモヤした気持ちのまま警察署を出ると北山弁護士が

「自殺で決まるでしょう。大丈夫ですよ これで....終わりです」


終わり...喜ばしい言葉ではあるが喜べない自分がいた
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