興奮と恐怖 - スポンサー広告歪んだ愛

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興奮と恐怖

勢いよくBARのドアを開け入った私達に
「どうした!」と聞くマサにここまでの経緯の話した

工藤の為に他の事が考えられなかったり
他の事が出来ないのは悔しいし腹立たしいし
普通でない考えの工藤の言動をああだこうだと
話しても答えはでないから
なるべく3人でも遭ったことだけを話してはいるが

不安と恐怖はいつもついてまわる

「レイコ
お客さんも入ってきたみたいだし帰ろうか?」

「そうだね 帰って家飲みするか~」

「ええ...まだ飲むの・・・」

「冗談よ 必要なものだけでも出さなきゃ」

「そうね 手伝うよ」

気をつけて帰れよというマサに手を振り店を出て
工藤がいないかを確認してタクシーに乗り戻ると
マンション前の道に工藤が車にもたれ立っている..


「まじ.....どうするナナミ...マサのとこ戻る?」

「戻って また帰ってきてもいるかもしれない...
まだ時間も早いしブザーもあるし...」

強気の発言をする私の声は震えている

「うん...」

タクシーを降り工藤のことは見ないように
ブザーを握りしめ正面玄関へ向かおうと歩き出した瞬間

「レイコ...さんでしたっけ...?」

「えっ」驚いたレイコが小さく声を上げる

「もうそろそろナナミを返してくれないか?」

無視して歩き出すと少し大きな声で

「貴方のおかげで何か私が訴えられそうでね」

それを聞いた私は思わず振り返り

「レイコは関係ない!私の意思よ!!」

「そんな女 庇うことはないんだよナナミ
どう言い包められてるか知らないが
そいつは俺とナナミの愛を邪魔したいだけなんだ」

そんな女?...そいつ??...
私の事を思い一緒に頑張ってくれるレイコの事を...
大切な友達の事を...コイツは・・・・

「貴方...おかしいんじゃないの!!
私は貴方の事なんて全然好きじゃないし迷惑してるの!!
なんでわかんないの!?
嫌われてる相手に執着して嫌がらせして何が楽しいの!」

じわじわと詰め寄ってくる工藤を見て

「ナナミ!やめな...アイツには通じない...行こう」

私の手を取り歩こうとすると

「おかしいのは その女だろ?わかってんだろナナミ」

と真後ろで また少し大きな声で言う
私は怯みながらも

「おかしいのは貴方よ!!」と言い返すと

「何言ってるんだナナミ 落ち着いて...ほら...」

工藤が私の肩を掴んだ

「ひぃぃぃっ」

「ちょっと何やってんのよ離しなさいよ」

「オマエは関係ないんだ黙ってろ!!」

肩を掴む工藤が声を張り威圧する

「やめてよ!嫌いなのよ!!迷惑なのよ!!!
私にかまわないで!!私の前に現れないで!!!」

興奮と恐怖が私の声を荒げていく...

私の叫びを聞いたレイコが咄嗟にブザーのピンを抜くと
ブザーの音が大きく鳴り響き
その音を聞いた工藤が舌打ちをし車に戻り走り去っていく

レイコが抜いたピンを戻すとブザーは鳴りやみ
まだ早い時間だったからか 音に気付いた人が
2人こちらを見てる...近くに行き

「すいません不審な人が
しつこく声をかけてきたものですから...」

「大丈夫ですか? 警察呼びましょうか?」

「いえ、、、大丈夫です 有難うございます」

謝罪とお礼をすると2人は帰って

興奮と恐怖が少し収まった
私達はこの前行った交番へ行き経緯を話した
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THEME:恋愛小説 | GENRE:小説・文学 |

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