静けさの中の恐怖 - スポンサー広告歪んだ愛

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静けさの中の恐怖

弁護士事務所を出た私達は...レイコの部屋が工藤に知られ
オートロックではないレイコの部屋より
部屋までは来れないオートロックの私のところの方が
まだいいだろうと数日ぶりに私の部屋に戻った

タクシーを降り辺りを見回し確認して正面玄関へ向かい
その横にある細い縦長のポストのロックを開けた

「・・・・・なによこれ」

「ん?」

中には同じ封筒が4つ入っていて封もされず直に入れたのがわかる
封筒の中は全てが同じで女性が恋人に送るようなハートいっぱいの
何も書かれていないメッセージカード...

「工藤よね...これ...」

「アイツだろうね...気持ち悪い...」

そうレイコと話してると横目に映る前の道に1台の車が止まった

「うっ....」

私の顔を見てレイコも前の道に目を向ける

「鍵!早く!!」

「う...うん」

車の方を見ても降りて来る気配はない

扉が開き慌てて中に入りロックがかかった音に安心し
もう1度前の道を見ると車はスーっと走り去った...

「なんで....いるのよ」

「ずっと見張られてる...?」

部屋に戻って窓からもう一度更に確認してみたが
車はいなかった...
お店へ出勤する時も車もなく工藤の姿も見当たらない...
また来たらどうしようと思ってたけどお店にも来なかった...

そして夜遅くお店が終わりタクシーで帰ると少し向こうに
昼間に見た車が止まっていた...
私達はタクシーの運転手にお釣りはいらないから
私達が正面玄関を入るまで
ここに止まっていて欲しいとお願いし
気の良い運転手が快くOKしてくれ
防犯ブザーを手に正面玄関へ向かった

タクシーがいたせいかどうかはわからないが
何事もなく玄関を入りそそくさと部屋に入った

「もう...いないみたいよ」

カーテンの隙間から外をみるレイコが言う

「何なの....不気味だわね...」

次の日 同伴があるレイコと美容院へ行き
出勤時間まで1人時間を潰すのも...と早くにお店に入った
ロッカールームで雑誌を見てると携帯がメールを知らせる
嫌な予感しかしないが他のお客様かもしれないと携帯を見て
溜息をついた...

≪今日は素敵なワンピースだね 可愛いよ≫

添付されている写真は今日の私の姿で美容院を出たところだ

背筋に悪寒が走る...「どこにいたのよ・・・」

嫌な気持ちのままお店が開店し営業が始まる
気分を晴らそうと早くからお酒をハイペースで飲み
必要以上に明るく楽しく...心を紛らわせる

そんな努力も虚しく閉店後帰ると また車が止まっていて
出て来る気配は無い.....

次の日も....写真の添付されたメールと
帰ると止まっている車...


静けさの中恐怖を感じる...
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THEME:恋愛小説 | GENRE:小説・文学 |

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