鳴り響くチャイムの音 - スポンサー広告歪んだ愛

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鳴り響くチャイムの音

「レイコ...ごめん私のせいで....」

私が工藤を拒否するのはレイコのせいだと思いこんでる
その事が申し訳なく悲しく謝る私にレイコは

「ナナミのせいじゃない全部...全部アイツが悪い
頭がおかしい...キチ*ガイじみたアイツが...」

アイツ...工藤の事を考え何も出来ないなんて嫌だ
そう2人で話し夢中で部屋の片付けをしたが
やはり外に出るのは怖く宅配で食事を済ませた

「せっかくの休みなのにごめんねナナミ」

「謝らないでよ~」

「うん、そうだね...じゃナナミももう私に謝らないでね
それより今日もここに居たほうがいいんじゃない?
アイツ絶対待ち伏せしてるよ」

帰らなければ何かするんじゃないかと不安に思う私に
帰っても帰らなくてもアイツの考えてる事わからないし
何をするかなんてわからない
それなら知られてないレイコの所の方が良いんじゃないか
...とそのまま帰らずにいることにした

その日も次の日も工藤からのメールや電話はなく
夕方いつものように美容院へ行きお店へ出勤し
途中お客様を送りロッカールームで化粧を直していると
マネージャーが深刻な顔をして入ってきた

「ナナミ....工藤が来た」

「えっ・・・」

「断ったんだが何もしていない自分が何故断られるんだと
それでも断っていると怒りだし声を荒げかけた時
オーナーが他に女性はつけられない自分が相手で宜しければ
と言って入れたんだ、それでナナミには今出てくるなと...」

「.....申し訳ありません・・・」

結局 私が出なかった為か工藤は30分程で帰った
閉店後はマネージャーが辺りを確かめ
タクシーに乗るまで一緒にいてくれレイコの部屋に2人で帰った

「とうとう店まで来ちゃったね.....どんな感じだった?」

「オーナーだけが相手してたから話の内容はわかんないけど
普通に話してた感じだったよ」

「お店にも迷惑かけちゃってるよね...休んでれば来ないかな」

落ち込みながらレイコと話してると携帯がメールを知らせる
その音に1人で驚き 嫌な気分をこみ上げながら開くと

≪お店にいなかったね?出勤したはずなのに
また誰かが俺とナナミを引き裂こうとしたんだね
寂しいだろナナミ...迎えに行くよ待ってて≫

「迎えにって.....」

閉めていたカーテンを少しだけ捲り隙間から外をみるレイコ
不審な車も工藤らしき姿もない

「いない...けど」

と、ほっとしたとき部屋のインターホン.....

チャイムが鳴った

「え...まさ....か」

怖くてインターホンに出れないでいると再び鳴るチャイム

「ちょっと見てくる」

「だめよレイコ...」

「覗き穴から見るだけ玄関のとこ電気消してるし...」

小声で話てると またチャイムが鳴る
そっと忍び足で玄関ドアまで行ったレイコが
覗き穴を覗きよろめき...静かに中に戻ってくると

「たぶん...工藤.....」と

小さな声で言うレイコの言葉に絶句した

静かに身を潜めてると一定の間隔で鳴るチャイムが部屋に響く...
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THEME:恋愛小説 | GENRE:小説・文学 |

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