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証拠を残すため

夢中で走った私とナナミはタクシーに飛び乗りBARへ行くと
マサが鍵を閉め帰るとこだった

「マサ!!!」レイコが叫ぶ

振り返るマサに更にレイコ大きな声で

「だめ!!!開けて!!!」

「なんだよ」

「いいから!!」

レイコのただならぬ気配に締めた鍵を開けドアをあける

「来たの!!アイツ!!!」

「おちつけ!」

座って一呼吸おいたレイコがさっきの出来事をマサに話す

「気が狂ってるな...」

「うん...普通じゃないよアレは...警察とか弁護士とか
何も通じないよアイツには・・・」

「アイツ...遠くから見守って待ってたって言ってた...
ずっと私を何処かで見てたんだ...」

「うん...
目の前に現れなかったから少し安心だったのに」


肩を落とす私達にマサが暖かいカフェオレを入れてくれた
甘くてほんのり苦いカフェオレが心を落ち着かせる

「私...交番へ行く」

「ナナミ...」

「アイツが来たって証拠は何もとれなかった
でも交番で今のこと話せば...とりあえず話せば...
何もしないよりかはいいかも...」

「そうだね」

3人でBARを出て再びタクシーに乗り最寄りの交番へ入る
誰もいない交番にはポツリと電話が置かれていた
かけてみると「すぐに行きますのでお待ちください」と言われ
10分ほどすると年輩の巡査が1人やってきた

「お待たせしました 何かありましたか?」

さっきの話をし その男がつきまとってること
警告を出してもらい内容証明を送っていることを説明した

「事情はわかりました、車のナンバーはわかりますか?」

「あ、、いえ.....」

話を聞いた巡査は自転車を押しながら私達を送ってくれ
マンション前につくと辺りを巡回してみますのでと言って
自転車に乗り去っていった

「なんかアテになんねーな」

「いいの...
交番に行ったってことが証拠になるかもしれないから」

正直わからない..本当に証拠になるかどうかなんて
でも行ったという事実は変わらない...

「そうね...何もしなきゃ...何もないもんね」

部屋に戻った私達はまだこれから来るであろう恐怖に
どうすれば良いのか...そんな話をしながら
夜の闇が暁の爽やかな薄明に変わっていく空を眺めた
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THEME:恋愛小説 | GENRE:小説・文学 |

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