豹変した男 - スポンサー広告歪んだ愛

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豹変した男

その日 工藤はお店にくる事も無く閉店し
レイコに送ってもらい真っ直ぐ家に帰った

「じゃ、何かあったら電話するんだよ」

「うん、ごめんね ありがとう」

消沈する私を心配しながら帰っていくレイコ

部屋に戻った私は無気力なままビールを煽る
工藤が早く諦めてくれる事を祈りながら...


次の日のお昼過ぎ何も知らない日向さんからメールが届いた

≪やっと仕事がひと段落しました
今日都合が合えば食事いかがですか?≫

久しぶりの同伴のお誘いに上手く笑えるか不安が過り
返信できずにいた

放っておくわけにいかないよね...返事しなきゃ...
それに日向さんは何も知らないし関係もない
ちゃんと仕事しなきゃ...そう思いOKの返事をした


待ち合わせのカフェに少し早く着き
まだ来ていない日向さんをコーヒーを飲みながら待ってると
心配しているレイコからメールがきたので
日向さんとの同伴を知らせるメールを打っていると
席の横に誰かが立った...

ん?と思い顔を上げた瞬間 身体が震えた

工藤・・・

目が合った工藤は何も言わず離れた席に座り雑誌を読み始める

その後まもなく現れた日向さんに
お腹減ったから早く行こうとそそくさとカフェを出た

ついてきてる気配はなかったが
気持ちは落ち着かず 食事をしていても上の空で

「どうしたのナナミちゃん 何か変だけど大丈夫?」

「あ、いえ..大丈夫です
ごめんなさい少し飲み過ぎが続いて...」

わざとらしい言い訳を突っ込むことなく
いつものように笑顔で沢山話を聞かせてくれた

お店に着いても工藤が来るんじゃないかと
心配で落ち着かなかったけれど
これではダメだと言い聞かせ仕事に...日向さんに集中した


閉店後BARに行き今日の話を聞き送るというレイコに
私の家の方が遠いからと断るも
ダメと聞き入れないレイコに家の前の道まで送ってもらった

「ありがとう」

「いいんだよ~」

明るく笑うレイコに手を振りマンションの入り口に向かう
そしてオートロックを開けようとした時

「お帰り ナナミ」と後ろから工藤の声がした

「ひぃっ」小さく驚き振り返る私に工藤は

「今日も俺にやきもちを焼かせようとしたの?」

笑顔....だけど目が笑っていない
恐怖を感じた私は声も出ず動く事もできず立ち竦む

「店で他の男と話してるの見たくないし
ナナミもそんな姿見られたくないだろうと思って行かなかったけど
やっぱダメだな.....な?」

「ち..が.....う.....」

「なにが?」

スーっと無表情になる工藤に更に恐怖を感じ身体が震える

逃げなきゃ...

動かない身体に力を入れ走ろうとすると腕を掴まれ
それを振りほどこうとすると

「なに?まだ俺の愛がわからないわけ?どうすればわかるの?」

その声は冷たく顔は無表情で今までの工藤とは思えないほど豹変した


怖い...怖い...助けて......


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