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押し迫る恐怖

BARに着いてすぐマサにも話を聞いてもらった
悲壮な面持ちで話す私に...

「 店暫く休んだ方がいいんじゃねえか?」

「うん、、でも他のお客様に迷惑かけるだろうし
あんまり休むと成績が・・・」

「はぁ?バカかおまえ?そいつが頭に乗れば
他のお客にも影響あるだろ
成績より自分の心配しろよ」

「そうだよナナミ 工藤まじヤバそうだよ」

「うん そうだね...アイツが来るかと思うと
全然仕事になんないしね・・・
でも、他のお客様に何て言おう・・・」

「病気とか適当にあるだろ」

「それじゃ心配させちゃうじゃん...」

「だから!今は客より自分だろうよ
もうちょっと危機感持てよ」

「ナナミ...日向さんは?」

「あぁ...今ちょっと忙しいらしくてね...」


勿論、こんな事日向さんには言えない
どうしたものかと考えてもどうにもならない気がして

「一応警察に相談しておいたら?」

「実害なきゃ動かないでしょ警察なんて」

「そうだけど...」


危機を感じるものもあるけど電話もメールも拒否していて
お店に1度来ただけだし
証拠もないし つきまとわれてるとまで言えないので
警察への相談は今はまだやめておこうという事になった
そして
お店はもう少し出てみて支障があるようなら
マネージャーに相談して休みを貰うという事で
その日の話は終わった

それから2日経った出勤の日
タクシーを捕まえようと通りまで出て待っていると
見覚えのある白い車が止まり助手席の窓が開いた

ひぃっ....

「ナナミこれから出勤? なら食事しようよ同伴するし」

「いえ、先約あるので」

「そうなの? あ あれ...俺に焼きもちやかせようとしてる?」

「違います」


っていうか、何で?偶然??

「じゃ~送っていくから乗りなよ」

「結構です!」

「せっかく心配だから この辺だって聞いてたから
見にきたんだよ.....」

切なそうに見る工藤・・・

やっぱり...

「とにかく結構なので」

そう言って車の進行方向とは逆に早歩きし
通りかかったタクシーに乗った

レイコに電話をして途中レイコを乗せ
お店に出勤しようとした時 後から

「あれナナミ同伴とか言ってなかったっけ?」


私とレイコの顔が強張る

振り向きざまに「キャンセル」とだけ言い店に入った


徐々に押し迫る恐怖を感じながら...
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