プライベートルーム - スポンサー広告染まっていく心

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プライベートルーム

日向さんにエスコートされ乗ったタクシーは
2人が偶然に会った街...

通りを挟んで少し行くと
日向さんのオフィスのあるビルが見える

「ここで...」

止まった車から先に日向さんが降り手を差し出してくれる

「ふふふ ありがとう」

冗談めいた執事ごっこのようなやりとりに笑いながらも
上機嫌で車を降りた

勿論、その後は手を繋ぐこともなく歩き始める


そして向かった先は日向さんのオフィスのあるビル

「ん?あれ ?」

「どした?」

「忘れもの? おしごと?」

「違うよ いいからおいで」


正面玄関の大きなガラス扉から右に歩き
曲がったところに守衛さんがいるであろう小さな部屋
そこでカードのような物を見せて何やら書き込み終わると

笑いながら手招きする日向さん

その横に扉があってカードを掲げるとロックが開いた

しんと静まり返ったフロアに足音が響く

「わぁ...なんかドキドキするね」

「そう? 」


エスカレーターの前へ行き上行きのボタンを押すと
機械音がして動き始めたのがわかる

チン と到着した音が鳴り扉が開く

乗り込んだエスカレーターが上昇し32階で止まった

ここもまた大きなガラス扉で
その横の小さなボックスを鍵で開き
カードを当て数字を押す

「今日はもう誰もいない....か・・・」

独り言を言いながらガラス扉に手をかざし
開いた扉からオフィスへ入った

「大丈夫なんですか 私が入っても?」

「問題ないよ 僕がいるし...」


奥へ進んでいく日向さんの後ろを
きょろきょろしながら着いて行くと
president roomの前で止まった

ここでも何やらごそごそとし鍵を開けて中に入ると
その奥の重厚な扉を更に開け壁のスイッチを押すと
中の間接照明に明かりが灯り部屋を映しだす

高級感溢れる黒のソファがテーブルをコの字に囲んでる

「どうぞ?」

大きなハイビジョンのTV 少し離れたところには
オフィスなのに何故?と思わせる小型のワインセラー

オフィスと言うより豪邸のリビングを思わせる部屋を
見回していると緑の綺麗な瓶の炭酸水を持った日向さんが

「こっち」


ダークブラウンのカーテンの前で
手招きをする日向さんのもとへ行くと
シュッと音を立て開けた炭酸水を手渡しながら

「今日はだいぶ飲んだからコレね?」

「ありがとう」

「ちょっとまってね」

と部屋の扉近くに戻りスイッチを押すと
目の前のカーテンが左右に開いていく

「うわぁあああああああ」

床上30センチ程の所から天井近くまでの
大きなガラス窓からは夜の街の景色...

「すごい.......」

「お気に召していただけましたか?」

「はい.....」

「ここはオフィス内のプライベートルーム」

「日向さんて.....凄い人だったんですね~」

「ん~凄いって事はないと思うけど」

「ううん...凄い・・・」

窓から離れてソファに座る日向さんについて
私もソファーに座った

お店や食事している雰囲気と違い
夜と言う事もあってか少し緊張する.....
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