記憶 - スポンサー広告染まっていく心

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記憶

仕事人間の忙しい父だったが家族思いで優しく
母を本当に大切にしていた...

忙しい父を労い愛した母は家庭的で
幸せを絵に描いたような家族だった

私が中学3年生までは...

受験を間近に控えた私は
胃痛や食欲不振で体調がすぐれない父を心配する母に
働き過ぎだし飲み過ぎなんじゃないの?と
楽観的に答えていた


受験当日 まだ起きてこない父を心配することなく
母に見送られ受験場へ向かった

その日の本命校は頑張った甲斐もあり
自信のある出来で意気揚々と家に帰った

家には誰もおらず買い物でも行ったかな
くらいにしか思わず部屋でゴロゴロしてると
帰ってきた母が不安げな顔で部屋に来て
父が入院すると言った...


楽観していた私は訳がわからず
きょとんとした顔で母に問う

「え?なんで?どうしたの??」

「うん、検査してみないとわからないから その為の入院]

「そうなんだ...大丈夫...だよね」

「うん...あ、、ナナミはどうだったの?」

思い出したように聞く母に上出来だった事を伝えると
”じゃ~受かってるわね”と微笑んだ

そして
荷物を持ってもう一度病院へ行く母と一緒に私も病院へ行った

病院にいるせいか
家に居た時の父より疲れてグッタリとしていたけど
私の顔を見るなり母同様「どうだった?」と聞く
その問いに私もまた上出来だったと伝えると喜んでいた




次の日から様々な検査が行われ、その後審査結果で
スキルス性胃癌と判断された

それも転移が見られるステージⅣ


「手術は困難で抗がん剤を中心に今後を診て行きましょう」

辛らい抗がん剤治療に耐えてた父も1年半で他界...


父が亡くなっても気丈に振舞い私を大学まで入れてくれた母も
大学の卒業を待つことなく父同様癌に侵され他界した


そんな事まで...病気まで一緒ってどれだけ仲良いのよ~と
暫くは悲しみに浸り呆然としていたけど

両祖父母もなく親戚がいるらしいが疎遠で天涯孤独を余儀なくされ
生命保険だ相続だなんだかんだと手続きに追われ大学も休学し
気がつけば半年が過ぎていた

父名義の預金に母名義の預金、僅かだが母の生命保険で
不自由なく卒業を迎え就職したのはいいけど
残る住宅ローンをどうしようかと悩み抜いた挙句
両親との思い出が残る家を手放した





そんな両親の思い出はここ2LDKの1室に詰まっている...


「そうだ、ちゃんと報告しなきゃ」


私はその1室に入り今までの事を両親に報告した


→合言葉は“イカされるんじゃなくイク”~
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