愛と思い出を胸に - スポンサー広告染まっていく心

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愛と思い出を胸に

部屋に入りドレッサーに写る自分の顔を見て

「凄い顔...」

目は腫れ 泣くだろうと予測し
出来るだけ薄く施した化粧も見事に剥げ
悲惨な顔になっていた

汗ばんだ体を流す為 服を脱ぎそのままバスルームへ
熱めのお湯がじっとりとした体をスッキリさせる

「ふぅ...」

腫れた目に冷たく冷やしたタオルを乗せベットに横たわり
今日ハルキに会いに...義両親に会いに行って良かった
意地を張ってか...そっけない別れをしちゃったけど
お互いちゃんと想い合えてたんだと...
ちゃんと愛し合えていたんだと...

私の幸せを願ってくれたハルキ

ハルキの最後の愛...


大丈夫...私はもう大丈夫...


ほんのりとしか色づいてなかった心も
鮮明さを取り戻し
ぽっかりと空いた穴が塞がって行く

「のどか湧いたな・・・」

温くなったタオルを外し
冷蔵庫から冷えたビールを取り出し
ずっと見れなかったアルバムを開いた

そこには沢山ハルキとの思い出が詰まっていた
笑顔で写ってる写真は本当に幸せそうで
喧嘩ばっかの日々が嘘のようで
幸せだったんだ...愛されていたんだと改めて思った


もう涙は出ない


ハルキと向き合えたから...
ハルキの死を受け入れられたから...

もう泣いてはいけない...悲しんではいけない...

ハルキの最後の愛を受け止めたから...


落ち着いた気持ちで最後の1冊のアルバムをめくると
ハラリと1枚の写真が落ちた


それは幸せそうに笑う両親と私が写った写真だった...

「お父さん、お母さんそちらでハルキに会えましたか?」
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