彼との最後の会話 - スポンサー広告染まっていく心

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彼との最後の会話

婚約者の遠山ハルキとの待ち合わせに少し遅れ
急いでいつものカフェに入ると
彼は小さく手を挙げ微笑んだ

「ごめんね」

「うん」

他愛のない話をしながらも緊張が伝わってくるのは
その日の3日前に彼から話があると言われていたから...

「ね?何か話があるんじゃないの?」

「あ.....うん・・・場所変えようか・・・」

何となく話の内容に気付いてる私は敢えて
いつも一緒に行く私の友人が経営するBARを選んだ

8人掛けのカウンターの奥の死角になる場所に
4人掛けのボックスがぽつりとある店
そのボックス席に座り飲み物を頼んだ

沈黙の中グラスの中だけが減っていく


カラン....

彼がグラスを置き中の氷が音を立てた時
彼が静かに口を開いた


「七海......」


その先に出てくる言葉はわかっていた

「ん?」

「別れよう」


やっぱり....


「いいけど...お義母さん達にはどう?」

「俺からちゃんと説明はする」

「そう...わかった....」

長年の付き合いもあっさり終わっちゃうんだな
なんて思いながらグラスを傾けた


婚約していたけど
すれ違いが続き会っても喧嘩ばっかで
彼の心が離れてるのにも気づいていた

だけどズルイ私は自分から別れを告げられなかった......



これが彼との最後の会話・・・
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