最後のメッセージ - スポンサー広告染まっていく心

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最後のメッセージ

持ち主がいなくなった携帯...
残された1通のメール...

見るのを躊躇している私に義母が声をかけた

「ハルキの部屋ね.....そのままにしてあるの
片づけた荷物もその部屋にあって...
ナナミちゃんの物も....」

目の前では読めないだろうと気遣ってくれたんだろう

「部屋...行ってもいいですか?...」

「ええ、もちろん...」


ハルキの部屋は2階にあり部屋に入ると義母は
「下にいるからね?」とドアを閉めた

整頓された部屋...
1人暮らしの頃の僅かな家具とオーディオとTV
雑貨が今もまだここでハルキが使っているように感じる

「ハルキの匂い....」

そう呟きながら腰を下ろしメールを開いた


【ナナミへ】

今までありがとう

最後に言葉できちんと伝えようと思っていたのに
結局は言えなかった

喧嘩ばかりで思いやる事すら忘れていた俺だけど
ナナミと出会い過ごした日々はきっとこの先も
良い思い出として忘れることはないだろう

俺はナナミを幸せにしてやることは出来なかったけど
同じ道を一緒に歩いて行くことは出来なかったけど

ナナミが幸せになれるよう願ってるよ
そして、またいつか笑って話せる時がくる事も

ナナミ
本当に今までありがとう





「ハルキ....ありがとう・・・」
止まっていた涙がまた溢れだした

ディスプレイに大粒の涙がポツポツと落ちていく...

携帯を抱きしめ叫んでしまいそうな声を抑え
蹲って泣き続けた...


思いやれなかったのは私も同じ
言葉に出来なかった想いがあるのも同じ
感謝の気持ちがあるのも同じ

そして、、、ハルキの幸せを願っていたのも・・・


「ハルキ・・・」



痛む胸を抑え顔を上げて涙を拭う...


私も...ハルキとの事は絶対に忘れない
幸せだった日々も喧嘩した日々も...

「ありがとう...」


小さく言葉に残し部屋を後にした・・・

→大人の恋愛のためのラブリッシュラブエッセンス
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