それぞれの想い - スポンサー広告染まっていく心

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それぞれの想い

仏壇の前に座り呆然としている
私の少し斜め後ろに腰を下ろした義母が
独り言のようにポツリと

「もう3年・・・・・」

その声はやはり少し悲しげで
子供を亡くした母親の哀傷を思わせた


そして少しの間をおいて

「ナナミちゃん...ありがとうね」

「えっ?」

お葬式以来連絡も何も全くしなかった私は
薄情な子だと...そう思われていると思ってた...

「ハルキに聞いたわ」

私との結婚はなくなった...別れたと
あの日...最後の会話をしたあの日
夜遅くに義父と共に聞いたと義母は言う...

「そ...う....だったんですか・・・」

「訳を問い詰めようとしたんだけど、お父さんに止められてね」

「すいません...わたしが....」

「あ...違うのよ責めているんじゃないの」

そう言って義母は、義父が少し前にハルキから
それらしい話を聞いていた事
義父がしっかり話合って
2人でちゃんと決めて報告しなさいと言った事
あの日義父に止められた後落ち着いたら
ハルキと話をしてから私を呼んで謝ろうと思っていた事

それらを私に話してくれた

「でも、ハルキがいなくなって...どうしようか迷ったの
ハルキがいないのに何をどう言っていいかわからなくて...
謝るだけ謝ろうかともお父さんと話たんだけど
ナナミちゃんを余計に辛くさせるだけのような気がして...」


悲しそうに話す義母に

別れに応じた私がハルキに会いに...
ここに来ていいものかどうか悩んでいた事を話した

そして
話しもひと段落ついた頃 義父が部屋に入ってきた

「遅くなってすまない...ナナミちゃん」

「あ..いえ・・・ご無沙汰しています」

お茶を入れ直してくると言って
義父と入れ替わり部屋を出た義母...

義母が座っていた所に腰を下ろした義父が

「ナナミちゃん...来てくれてありがとうな
それとハルキとの事はすまなかった.....」

と悲しそうな顔で私に言った

「いえ、、私が至らなかったので...申し訳ありません」

「どっちがどうとかは私達にはわからない...
今となっては ハルキの親として...ケジメとして
謝ることしかできない
別れに至ったことについては...
2人が納得していたのならそれでいい...」

「はい...」


一瞬の沈黙...それを破るように入ってきた義母に
義父が目をやるとお茶を置き私に携帯電話を差し出した

それはハルキのものだった...

「えっ....」

「メールがあったの...ナナミちゃんへの...」

送信されていないメールが1通


私宛にだった...


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