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残る感触

少し歩いた先のビルの階段を地下へと下りドアを開けると
煩い音楽とともに数人のホストが出迎えてくれる

席に案内され楓というホストが横に座り
改めて自己紹介と名刺をくれて

「とりあえず初回でいきましょうか」と言うので

「あぁ..ええ、、、」と返事をするとハウスボトルが運ばれてきた

「割りものはどうする?」

「ロック」

とりあえず酔いたかった私はそう言った

楓というホストが席を外すと ここもまた入れ替わり立ち代わり
いろんなホストが来て何かを喋り去っていく...
適当に返事をしてお酒を煽るも なかなか酔わない...

「ナナミちゃん楽しめてる?...
げっもうボトル半分?お酒強いね~」

「そうでもないよ」

楓というホストが席に戻って もう1人のホストと
何か一生懸命話してくれるけど

「えっ?」

「えええ 聞いてないの~」

そんな感じが続き盛り上がらない...

「あぁ ごめんね盛り上がらなくて」

「いいよ 静かに飲みたいならそうするから」

「ありがとう」

忘れたいのに..今だけでも忘れたいのに...
さっきの光景とキス...触れた唇の感触がいつまでも残る...

ボトルが3分の1になったころ
それほど酔った気しないのに お酒はすっかり回っているようで
お手洗いに立つとフラフラしていた

「ふぅ...帰ろう....」

お手洗いから席に戻ると 時間だけど...と言う楓に帰ると伝え
送り出してもらい歩き出すと 七瀬の姿が目に映った

「ななせ~」

「ったく...何やってんの?」

「なんか声かけられちゃって」

「声かけられたら付いていくんだ」

「ななせは~?お迎え?」

「あ、、あぁ...」

「そっか~ じゃぁ またねー」

ヨロヨロと歩き出す私の腕を掴む七瀬

「ひゃっ...」

「そんなに飲みたきゃ飲ましてやるから」

そう言って 連行するように私を引っ張り
タクシーに乗せられた

なんか雰囲気悪いんですけど?
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THEME:恋愛小説 | GENRE:小説・文学 |

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