重なる意地悪な偶然と... - スポンサー広告さまよう愛

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重なる意地悪な偶然と...

少し歩き出すと聞きなれた優しい声が私を呼んだ

「ナナミちゃん?」

振り返ると日向さんが立っていて
本当に本当にこの偶然は何なんだろうと...

「日向さん? どうされたんですか?」

「あぁ..そこの本屋へちょっとね」

「そうなんですか」

「ナナミちゃんは?さっきの人とデート?」

「え? あ..ああ、友達に暇つぶしに呼び出されて」

「そっか オフィス戻る前に軽く食事って思ってんだけど
ナナミちゃん一緒にどう?」

「いいんですか?」

ニコっと笑う日向さんの後ろをついて行く...

だけど私は...

カラオケ歌わず散々食べてたんだよね...
それも七瀬と一緒のところ見られたみたいだし...
疾しくはないけど...

本当に意地悪な偶然ばっか

でも 嬉しい...「ふふふふふ」

そんな
喜ぶ私にまたしても神様は意地悪をする...

「ナナミちゃん? 今日はあんまり食べないね」

「ふふふ 最近太っちゃって... でも食べますよ」

私の目の前のパスタ...あぁぁぁぁ 七瀬のバカ!

「そう? そんなに太ってないじゃない?」

「えっ...そ、、そうかな...」

「うん 見た感じより胸はあるけど」

「ぷっ ケホケホ.....な、、なに言ってんですか」

「あ ごめん セクハラ? プププ」

食べ終わった私達は その先の信号まで一緒で
そこで日向さんは右へ曲がり通りの向こうへ行く

私はこのまま真っ直ぐ....
あの信号がずっと先ならいいのに...

「それじゃ ナナミちゃん気を付けて?」

「あ、は.....」

返事をしかけた時だった...一瞬...ほんの一瞬....
日向さんの唇が私の唇に重なった

「じゃ~またね ナナミ...」

ドキッ...

信号が渡れずに立ち竦む私
通りの向こうへと歩いて行く日向さん...

これも...意地悪?・・・
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THEME:恋愛小説 | GENRE:小説・文学 |

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