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見られていた あの日...

「七瀬はお客様に恋したことない?」

「俺は客全てに恋してるよ」

夜の仕事...ホストらしい返事をする七瀬更に

「疑似恋愛 それが俺の仕事だからね~」

「疑似恋愛か~ そうだよね~」

本気で好きになったりしちゃダメだよね...

「ナナミちゃんは客に恋してるの?
あのホテルで一緒だった男?」

「えっ...」

やっぱ見られてたんだ...七瀬もホテルに居たのかな
好きな人いるって言ってたし...

「枕かなって一瞬思ったけど
そういうタイプじゃないからなナナミちゃんは」

「そう思われても仕方ないか~」

「いいんじゃない好きなヤツなら寝ても...」

「レイコもそう言うんだけどさ...」

「そう言うしかないじゃん?
説教染みた事言っても聞かないでしょ」

「まぁ~ね」

確かにね変に説教されたり正論を並べられても...
理屈はわかってるから わかってても自分で止められなかったから

「でも バカだな」

「うん バカだね」

「それよりさ 腹減らない?」

「減った・・・」

そう返事すると簡単なものなら...と七瀬はキッチンに行き
トーストを焼いてサラダとベーコンエッグを作ってくれた

「お料理するんだ~ いただきまーす」

「普通にちゃんとやるよ?つか、これくらいは
料理ってほどのものじゃないだろう...」

ふんわりサクっと焼けたトーストをかじり
七瀬特製のドレッシングのかかったサラダを頬張り
カリカリベーコンに半熟玉子の黄身を絡ませ食べる

「ふぅ~美味しかった ごちそうさま」

「昨日意識なくなるほど飲んで泥酔してても食べれるんだな」

「ええ 色気より食い気ですから」

「たしかに...色気はないよな」

「ふふふ いいんだよ~」

「ナナミちゃん 寛ぐのはいいけど...
帰らなくていいの?今日は仕事だろ?」

「あぁぁぁぁぁ 言わないで~」

そうして
全く色気のない一夜を過ごし朝を共にし
楽しくも奇妙な時間は流れ
七瀬が呼んでくれたタクシーに乗って部屋に帰った
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THEME:恋愛小説 | GENRE:小説・文学 |

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