雑踏の中聞こえる声に - スポンサー広告さまよう愛

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雑踏の中聞こえる声に

あれから10日...日向さんには会っていない
営業メールをしようかとも思ったけれどもできないまま...

土曜日にしてはバタバタと忙しい店内で
指名の席から次の指名の席へと変わろうとしていた時

「よぉ~ナナミちゃん久しぶり~」

藤木さんが久しぶりに来店した その後ろに2人の男性
1人は....日向さん.....

顔をみるとやっぱりドキドキしてしまう...だけど
藤木さんは私の指名ではないので
指名客に着いてる私は呼ばれる事はない....

私は自分のお客様の接客をこなし
順に帰って行く指名客を見送る

2組目の指名客を見送った後お店に戻ろうと歩いて行くと
藤木さんがオーナーママと女性1人と一緒にお店を出てきた

「藤木さん お帰りですか」

「ああ、ナナミちゃんは今日は忙しかったみたいだし またね?」

「ええ、次は是非お席につかせてくださいね」

帰って行く3人をその場で見送る私の胸が少し痛む...


次の日の日曜 
最近 料理を頑張ってるレイコが夕食に招待してくれているので
それまでに予約しておいたエステとネイルに行こうと出かけた

エステが終わると既にお昼を回っていて中心街には人が溢れていた
ネイルをする場所はエステがあるビルから歩いて10分ほどで
予約までまだ30分あるから近くをブラブラしようと....

これが間違いだった...カフェででも時間を潰していれば...

狭い歩道を行き交う人々 それほど多くない車道にも
急ぎ早に歩く人がチラホラといる

そんな中を歩いていると
後ろから聞き覚えのある名前を呼ぶ女性の声がして
私は思わず足を足を止めてしまった...その瞬間

ドンと背中を押されたように後ろの人がぶつかり
ヒールを履いていた私は雑踏の中派手に転んでしまった....

「っっ...」

痛みもあるけれども恥ずかしさの方が大きい...

「あっ!!ごめんなさい...大丈夫ですか?」

その声は私の後ろで
聞き覚えのある名前を呼んでいた女性の声だった...
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THEME:恋愛小説 | GENRE:小説・文学 |

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